キリンウイスキー「陸」 500ml×2本  静岡県御殿場市  楽天ふるさと納税

 

静岡県御殿場市のふるさと納税の返礼品です。寄付額は一万一千円になります。

御殿場市は富士山の東の麓にある市で、箱根、富士山周辺への観光の拠点でもあります。標高が高いので気候は冷涼で降水量が多い土地柄です。その気候に目をつけて、キリンとシーグラム社とシーバスリーガル社の共同出資によるキリンシーグラムが富士御殿場蒸留所を1972年に設立。

現在では合弁事業は解消されて、キリンディスティラリーの所有になっていますが、この数年はこの富士御殿場蒸留所の製品が高い評価を受けていて、サントリー、ニッカとは違う、ジャパニーズウイスキーの方向性を示すものとして人気を博しています。

このは、キリンディスティラリーは2020年5月に発売になったブレンデッドウイスキーになります。キリンディスティラリーは2016年に「富士山麓 樽熟50°」という銘柄を発売。これが価格は1300円ぐらいであるにも関わらず、高いアルコール度数で濃厚な味わいの本格ウイスキーで、多いに売れました。

私も価格より何ランクも上のブレンデッドウイスキーとして晩酌用に愛飲していましたが、敢え無く2019年の年始に終売。これは樽熟50°に限らず、最近の国産ウイスキーの人気銘柄にありがちなことで、原酒の製造が間に合っていないことから、こうしたケースが増えていました。

それからほぼ1年後に発売されたのが、この「陸」で容量が500mlとちょっと減ったのが残念ですが、今回は「世界の大陸を見渡し、良質な原酒を厳選しました。」と輸入原酒を使うことを明記して、作っています。

1年経ったいまでも、スーパーのお酒コーナーや、酒屋さんあたりでは、かなり大きなコーナーでしっかり売られているので、十分に供給が間に合っているようで、今やキリンディスティラリーの新しい顔になっています。

味わいは、それまでにちょっと無かった、けっこう癖のある味で苦味があります。前作の「樽熟50°」ともまた違った味わいで最初は違和感がありましたが、一本開ける頃には慣れてきて、これはこれで良いものだと思えるようになりました。

サントリーもニッカも、日本のウイスキーの父である竹鶴政孝に源流を発するウイスキーづくりをしていますが、キリンはシーバスリーガルに源流を持つウイスキーづくりをしていて、けっこうアメリカンウイスキーの影響も感じさせてきました。ところが「陸」はそのアメリカンウイスキーの性格ともちょっと違う、「陸」にしか無い味わいを実現しています。

この返礼品は、楽天ふるさと納税で見つけたものです。価格、期限など記事の内容は作成時点のものになりますので、変更されている場合があります。また、季節商品は終了している場合もあります。必ず楽天サイトでご確認ください。

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